The Man Who Fell From The Wrong Side Of The Sky:2009年3月13日分

2009/3/13(Fri)

[C1X] 続 char16_t/char32_t

先日の続きでchar16_t/char32_tの話。

いつまでたってもc16rtomb/c32rtombといった僅かな関数しか提案されずに *1
wcsrtombs(3)やwctype(3)、wcslen(3)などに相当する関数が一向に用意されんという状態が
ISO/IEC TR 19769の頃からずーっと続いていて、変だなと思っていたのだけども
結局これって、C++0xとの互換性を取るためにchar16_t/char32_tを追加するのと
C99の機能であるUniversal Character、つまり\UNNNNNNNN(UTF-32)と\uNNNN(UTF-16)
をサポートするためにcompilerが必要とする、最低限のコード変換機能を提供する
関数が追加できて一挙両得ウマー!ちゅーノリでacceptされたような気がしてきたぞ。

すでにC99に突っ込まれたものに対する不足を補うものなので
こうなるとCSI原理主義者も批判しづらいやね、は〜あ。

Universal Characterなんて compiling-time locale問題の事を真面目に考えると、C/POSIX locale
つまりPortable Character Setの範囲以外の文字は未定義動作だから
そもそも役立たずなわけでして、こんな変換関数の必要性とかすっかり忘れてたわ…

でもこれ結局、今時のcompilerの実行時文字集合を指定する機能(gcc --exec-charset)
とか、そもそもcross compilerの場合にはcompilerがOS依存のwchar_tの内部表現を
知る方法が全く存在しない問題を考えると、こんなん追加しても役立たずなんだけどね…
old schoolなCコンパイラ、つまりcc(1)を実行したときのlocaleのnl_langinfo(CODESET)が
そのまま生成する実行ファイルの実行時文字集合となる実装しか考慮してないってことかぁ。

しかしUniversal Characterに使うにしては、__STDC_UTF_16__/__STDC_UTF_32__マクロが定義されない
場合、char16_t/char32_tの内部表現はUTF-16/UTF-32でなく実装依存でおk、ってどーゆーイミフ仕様。
これじゃ役に立たなくね?

*1:関数が足りなくね?との批判は出てたけどね。

今日

「良いものもある、悪いものもある」 by スネークマンショー

例のボカロ批判、初期ロンドンパンクにプログレな人が噛みついた時も

あれがいいっていうのは、頭がおかしいとしか言いようがない
というか、脳が退化してるんだよ。

みたいな感じだったよな、まぁその後プログレは長い長い冬を迎えた… *1

それを考えるとSupercellとやらは
「パンクの皮を被ったプログレバンド、 ポリス」みたいなもんで、商売人として嗅覚鋭いのかもね。

フェアライトCMIによるサンプリングを多用した音楽が流行った頃も

あれ機械じゃん。機械のオーケストラだよ。

という論争もあったな *2

この手の批判もある程度は正解で、今となっては 誰がArt Of Noiseを…聴くの?ってかんじ。
beatboxとか フルサクス古臭すぎる、好きだったのに何このガッカリ感。

ところが同じフェアライトCMIを使っても Peter Gabrielなんか *3
この時期のアルバムなんて全く色褪せてない *4わけで、この差を考えるとおもしろいやね。
ちゅうか今やサンプリングなしでの音楽製作の方が珍しい時代ですがな。

もうすこし時代を遡れば、リズムボックスとかドラムマシンね。
Sly & The Family Stoneは There's a Riot Goin' Onでリズムボックスでファンクできる事を証明したし
LINN DRUMとその流れを汲むAKAI MPC系とか、Roland TR系なんてもはや
楽器のジャンルとして成立しとる罠。

おいらの個人的な印象では、ボカロのオリジナル曲は
オッサンDTM'erがバブル末期に作ったテクノポップをカビ生えてるのに
今さら在庫処分してますなのが多過ぎて、ずいぶんと損してるような気がする(ヒドイ

あとドラム経験ない人のドラム打込は聴いてらんない性質なのよな。
チキチーチキチーにもやり方ってモノが以下略。

Harbie HancockとフェアライトCMI
最近この人やたらと 歌伴に色気だして グラミーまで獲っちゃってるよな、ボカロ送りつければ興味持ったりして。

結論として俺が何をいいたいかというと、ミク絵を書く同人絵師の人たちは
本物の DX-7をちゃんと観察してから描いてほしいということです。
パネルの部分(ボタンとかアルゴリズムとか)出鱈目だと楽器フェチとして萎える(何が
ってそこなのかよ!

まぁボカロは使いどころ難しいよな。
それこそKraftwerkのVocoderに始まり、Daft PunkのAuto-Tuneまで
機械声っぽいことやるならそっちの方が早い道具があるし
普通に歌うなら人間の方が以下略

あとは2次元キャラを前面に出すことで、作曲者が「※ただしイケメン美少女に限る」
でなくてもマイナスポイントにならないとかだろうか。

某カセットテープブランドの1万人審査という企画が大昔あって、今や有名な
シンガーソングライターの[お察し下さい]氏がぶっちぎりの結果で優勝したのだけど
あれ本人の顔写真つけてたら全く違う結果になってたかもしれない(ぉ

*1:までもKeyboard Magazineは何処吹く風でEL&PとYESの表紙ばっかだったけどw
*2:それこそメロトロンの頃もねw
*3:ワールドミュージック論はお断りします(笑)
*4:個人差があります