Not only is the Internet dead, it's starting to smell really bad.:2017年08月22日分

2017/08/22(Tue)

[自宅システム管理者] 本日の呪い

@また新たな犠牲者が…

今朝方メールアラート飛んできたので、すわグアムに例のアレが以下略したかと思ったら、先日ディスク増設したばかりの HP Microserver N54L からであった、なかなか世界は滅亡しないな。

どうやら増設してあった SAS/SATA RAIDコントローラー HP SmartArray P410 の BBWC バッテリが過剰膨張したようで、防爆弁が御開帳でガス噴いてしまい 充電不能と相成ってしまった模様、まーた要らん出費か(しろめ)

通常の充電中でもバッテリーはけっこう膨らんでそういうもんだと知らんとこれはやばいのではと感じるんだけど、過剰膨張までいくとご覧の通りケースの弱いところがバキっと割れて吹っ飛ぶくらいにはなる模様。

@買い換えるかどうするか

新品交換するっても保守入ってない上そもそもお値段も結構なモンなんでクソ怪しいリセラー頼みなんだけど、この手の業者は長期在庫の処分品なので完全放電して充電不能になってたりするのでギャンブル性が高い。 ワイも以前eBayの中華業者に一度掴まされてリファンドさせた経験もあるのでもう二度とそういうのは当てにしたくない感がある。

@じゃあ工作する?

自己リファビッシュとばかりに殻割して(まぁもう割れてるけど)中の小判型電池(VARTA V650HRT)計4個を交換するといっても、電池自体が入手性が悪いし端子同士をスポット溶接する術も無いし難しいよね、ノートPCのバッテリーみたいに業者も無いし。

つーかそもそも殻割するくらいなら

  • 同じ Ni-MH である単4エネループ(1.2V 800mAh) 4本
  • ↑を直列にして4.8Vを供給する電池ボックス 1個
  • ↑を給電基板の電極に半田付けするだけ(バッテリにツメだけでとまってるので簡単に外せる)

という小学生の夏休み工作レベルの作業で充分なのよね、ワイも以前に一度工作して問題なく動作することは確認済。

難点はご覧の通りの見栄えの悪さ、誰か3Dプリンタでケーブル+基盤ホルダーと単4電池ボックスを一体成型したパーツ作れば売れるんじゃないの(適当)。

そして何より24時間×365日で動かすサーバに、こういうメーカーの想定してない怪しげな工作はちょっと怖いよねという。 どっかのユーチューバーみたいに家が火事になるまで実況するわけにもいかんし(数年前に近所で起きた一家全員焼死した火災現場の記憶がフラッシュバック)。

@そもそも BBWC(Battery Back Write Cache) は時代遅れ、今は FBWC(Flash Back Write Cache) が主流

ハードディスクはその書込性能を上げるためにキャッシュメモリを持つけども、RAID5 なんかだと突然の 電源断によってパリティとデータの不整合が起きる原因にもなったりする(RAID ホール問題)。

それを防ぐためにハードウェア RAID コントローラ側がキャッシュメモリを持って電源断が発生してもバッテリーから給電してデータを保持し一貫性を保つわけ。

ところがこのバッテリーってやつはなかなか厄介で、貴方のノート PC やスマホがリア充のようにしばしばに妊娠したり爆発したり突然死したりするくらい信頼の置けない技術なわけ。 お前はこの数十年間でバッテリーがリコールされた回数を覚えているか?(反語)

さらには常時満充電状態でないとサービスレベルは満たせないので、充電完了までの数時間はキャッシュが無効化されて性能劣化したり、その後も寿命に悪影響のある継ぎ足し充電が延々と繰り返されるわけで。 残念でもなければ当然の結果として劣化が進行バッテリーは2~3年毎での交換が必要になるので、ランニングコストもあきれるほどに悪いし環境負荷も高い。

つまりBBWCってのは「信頼の置けない不安定な技術が」「確実に動くことを前提とした」「ランニングコストの高い」とても筋の悪い技術なのよね、今考えるとなんでこんなもん使ってたんだ人類は。

そこで出てきたのが不揮発性メモリによる給電不要なデータ永続性を利用した FBWC なわけ、こいつは突然の 電源断が発生してもバッテリーによる保護を必要としない。

不揮発性メモリのデメリットとしては書き換え回数の上限(およそ数万回)による短寿命があるけども、そもそも電源断(つまり障害)がサーバーのライフサイクルの間に数万回も発生するわけねーだろという話であって、バッテリーとは異なってランニングコストの計算上ほぼ無視して宜しい。

また揮発性メモリに比べて速度が遅い問題は両者のハイブリッドにすればいいだけであって、それなら電力供給が必要になるのは揮発性メモリから不揮発性メモリへの書き込みが終わるまでのごく短時間となるので大容量バッテリーは不要で、それこそコンデンサ程度で充分なわけで充電も数時間から数分に短縮されるという。

@1G キャッシュ FBWC モジュールを注文してみた

結論としてはBBWC用交換バッテリーを買う金があるならそれでFBWCに乗り換えたほうがよっぽど安上がり、一昨年くらいはまだ価格が高くて手が出なかったんだけど今は新品同様で3~4k前後なんて出品がeBayにゴロゴロしてる。

だいたいバッテリーってだけで運送業者が限られたりで国際送料ガツンと跳ね上がるからなぁ、それに廃棄するのも自治体によってはクッソめんどくさいわけで1ミリたりともBBWCを使う理由は無いよな。

なので1つ試しに注文してみた、また届いたら性能どんくらい変わるかテストしてみましょかね、ゴミ掴まされたらそれはそれでネタになるし…